わたしの中のとっておきの本を大切にしよう
想えば遠くへ来ちゃったねえ
機嫌ばかりとっていたのかい?
うん、なんかそんな気がするんだよね。
だってさ、怒られるというよりも、バカにされるんだもん。
おとっつぁんに褒められたことあったかなあ。
そんなことあったかしら・・・・
バカにされることしかなかったからな。
ほめられたかったね。
うん、ほめられたかったねえ。そんなことあきらめていたけどね。
バカにされることが多いとさ、ほめられることなんてあるんだろうかって思っちゃうんだよね。
それでも心のどこかではおとっつぁんに褒められようと機嫌をうかがっていたのかもしれないな。
だから、おとっつぁんに文句を言われたり、馬鹿にされたりするから母ちゃんと一緒におとっつぁんに爆弾をぶつけるということをやっていたのかもしれないかあ。
母ちゃんの習慣
母ちゃんは、おとっつぁんやおばばやおじじの嫌な話を私に話していた。俗にいう愚痴ね。愚痴以外の何物でもないわ。私にしたら「母ちゃん」というフィルターを越しての話だから、母ちゃんの見え方しか見なかったんだよね。だから、おとっつぁんもおじじやおばばも悪者になるんだよね。これは自然なこと。だって、子どもにとって親は辞書のようなものだから。なんの疑問も持たずに、そうしていたな。
学校の授業もしかり。教えられたとおりにそうなんだなって思ってた。
おともだちとは喧嘩をしてはいけません。
嫌ってはいけません。みんなと仲良くなりましょう。
それがあったから、私は苦しかったなあ。
嫌いな人必ずいます。いじわるをしてくる上級生に同級生。
怖かったな。なんでそんな嫌なことを言われなきゃいけないんだって思ったなあ。
こんな嫌なヤツらのことも嫌っちゃいけないの?って思ってたけどさ、
私はそんな嘘なんてできないから、「大嫌い」オーラを身体いっぱいに出して生活してた。
もちろん、そんなんだから私の「大嫌い」は相手に伝わるわけで、嫌がらせもあったな。
この「みんなと仲良くしなければいけない」には、いつの間にか「みんなに嫌われるのが怖い」がくっついてしまっていた。
一人になるのが怖くてさ、おとなしいグループにいたけどさ、
それでも私は浮いてしまう性分だったから、
どこか寂しさがあってさ
わたしの心の奥にはいつもこの考えがあった。
人間は一人で生まれて一人で死んでいく。だから一人でいる方がラク。誰かと一緒にいてしんどかったり、自分に嘘をついて平気を装ってもさ、元々おとなしいんだからさ、仕方ないじゃん。元気な人と一緒にいると元気な人と同じように振る舞わないといけないって思っちゃってさ。でも、わたしはそんなに器用じゃないからさ、そんな無理をずっと続けることなんてできないの。
好きなことをすればいいけど、好きなことがよくわかんない。歌は好きだけど嫌いだった。
結構複雑です。
誰かに役に立てる人間になれば寂しくなくなるかなって、ほめてもらえるかなって、
誰かが大切にしてくれるかなって・・・・。だから頑張ったんだ~。
頑張ったなあ。自分のこともなかなか褒められないおブスだった。
いろいろ勉強して知識を増やしてみたりした。
でも、私の心はどんなことをしても満たされなかった。
本
本って紙 たくさんの誰かの頭の中身
これはどこかに載っているはずって思って 本を探そうとする
本に頼ろうとする
また、どこかのセミナーに参加したり テレビを見ていて何気なく書き留めた言葉を書いていた紙を残していたりもする。
そういうメモに頼ろうとする
本当はさ、わたしは わたしに頼りたいんだ
わたしに 頼りたい
そうすることが たぶん わたしの中に眠っている答えに気づけるから
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